ほとんどの会社で、社員さんが何時に入社し、何時に退社したか確認するための、タイムカード制度を導入しています。しかし、出退社の時間は確認できたとしても、社員さんの勤怠管理そのものは、タイムカードでは確認できません。例えば外回り営業の場合、出退社の時間が分かったとしても、外でどのような行動をしているか、分かりません。もしかしたらサボっているかもしれないし、人一倍熱心に営業をしているかも知れません。
サボっていようが熱心に営業をしていようが、タイムカードに記載された出社時刻と退社時刻で勤怠管理がされてしまうと、長時間外でうろうろし、サボりながら夜遅くに帰ってきて、タイムカードを押した人が熱心な社員さんになってしまいます。勤怠管理をこまめにしてくためには、例えば営業の場合、GPS追跡機能付きのiPadを支給して、どこにいるか確認できるようにするのも一つの方法です。営業をしているか、パチンコ屋に行ってしまっているか、GPSですぐに分かります。そして、勤怠管理を正確にしようとするならば、いっそのことタイムカード制度をなくしてしまうのも良い方法です。
製造業など、集団で同じような仕事をする必要があるものなら難しいですが、プログラマー、営業、販売など、一定のノルマを設定できるものなら、出退社時刻を評価と関係なくしても良いでしょう。そもそも、社員さんの入退社時間が大事だという考えは、製造業の考えであり、個人プレー、チームプレーが要求される職場であれば、入退社の時刻も各自、各チームで決めてしまう方が効率的です。最終的に、きちんと働いているかどうかは、時間の問題ではありません。人事評価のことならこちら