タイムカードとは、主に企業で労働者の労働時間を把握するために使用されるものです。タイムカードには出勤した日付、開始時刻、終了時刻が打ち込まれ、これにより事業者が勤怠管理を行うことができます。勤怠管理の中には休日出勤や残業時間を把握する目的もあり、タイムカードによってこれらの時間を知ることができるようになります。タイムカードには、一か月分の勤務時間が記録される場合がほとんどです。

ただし、実際にカードを通す時間にはズレが生じる場合もあります。出社後すぐに時間を記録するのか、着替えなどの準備をしてからになるかによっても時間に差は生まれます。終了時刻に関しても同様のことが言えるため、どのタイミングでカードを機械に通すかを事業主が決めておかなければ、就業時間に個人差が出てしまいます。そのため、あらかじめルールを決めておくことも大切です。

また、記録される時間は労働者本人が機械にカードを通した時間となるため、印字されている記録が本当に正しいのかどうかは定期的に確認する必要があります。事前に勤務表が出ている場合は、週に一度程度確認するのがよいとされているようです。確認をする際には、実際の勤務時間と記録されている時間がかい離していないかをチェックします。タイムカードで勤怠管理をする場合には、時間を記録するのはあくまでも労働者自身です。

残業時間を記録するのも労働者にゆだねられるため、カードだけで実労働時間を把握する場合は注意が必要となります。

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